ルーデウスとシルフィのようなセックスがしてぇのよ / セックス依存症の備忘

アニメ「無職転生」の概要

標題の通りだが無職転生のルーデウスとシルフィのようなセックスがしたいということについて書きたい。Mr.Childrenの「くるみ」を聴きながらこれを書いている。ドトールにて。

無職転生」というアニメをご存知だろうか。ネトフリやその他色々なところで見られる(現時点で)36話の日本アニメだ。私は原作を読んだことはないが、この作品は非常にいい。いいのだ。

スーパーざっくり言うと、無職の引きこもり子供部屋おじさんがある日死んで異世界に転生する。転生した世界ではなかなか腕の立つ魔法使いとなり、前世とは比較にならないキラキラ美少年生活を謳歌する。この転生した元おじさんの主人公が「ルーデウス」だ。

そしてルーデウスが幼い頃に魔法を教えてあげたことのある少女が「シルフィ」だ。

(←左:シルフィ・→右:ルーデウス)

(↓なお、ルーデウスの転生前)

ルーデウスとシルフィは幼い頃に縁したきり、訳あって離れ離れになる。その後、元引きこもりおじさん:ルーデウスは様々な場所で旅と冒険を繰り返し、どこにおいても“無双”しながらキラキラ人生を送る。

過労で何もかもが嫌を通り越して感情が「無」になったので労働列車から飛び降りて垂れ流すようにニートな日々を送っていた私にとって、この主人公の「元引きこもりおじさん」の華やかな第二の人生は胸に迫るものがあって、何故か序盤でワイ氏早々に泣く(泣けるシーンは特にない)。

だってこんなにも前世で苦しみながら八方塞がりで引きこもっていたおじさんが、こんなにも美少年で無双するんやぞ…。よかったなオッサン…ほんまよかったな…!!!序盤からそんなお気持ちでいっぱいになる。

いざ、セックスへ

さて色々端折るが、かなり終盤でルーデウスとシルフィは青年期にさしかかり偶然に再会する。互いに好意のようなものを持っていたので意識はするものの立場もありなかなか2人の仲は縮まらない。そして色々端折るがルーデウスは勃起不全で治療法を探していた。ルーデウスが勃起不全と知ったシルフィは媚薬を用意して、いよいよ聖夜を迎える(なお、シルフィは処女設定)。

媚薬の効果もありルーデウスのルーデウスは全快。なぜかシルフィも媚薬を飲んだことでやけに急に色づくシルフィがエロいんじゃ。

そして2人の恥じらいやためらいが美しく絶妙にエロいんじゃこれがまた。こんな恥じらった夜ってあったかな………自分の人生100億年くらい遡ってみたがなかった。記憶にないだけかな( ◠‿◠ )?

私は昔「セックス依存症」だった。姉もそうだった。

幼少期の生育環境が起因してるものと思われるが、まずは「認識」してから、その後「脱出」するのにとにかく時間を要した。朝水を飲むように歯を磨くように当たり前のように男とヤった。息を吸う如く生きていくのに必須習慣のように思っていた。

性病には十分気をつけた上でだが、そして現在は性病等の各種検査は全て陰性というのを添えておくが、とにかく不特定多数の男とヤった。「え?漢ならいっちょヤるっしょ?」みたいなオッサンのような感じだったように記憶している。その割に睡眠を阻害されるのがめちゃくちゃ嫌いなので、寒さで目覚めてしまい、隣の全裸の男が布団を牛耳っていた時などは心底腹が立ち、頼むからヤったらさっさと帰ってくれという血も涙もない女だった。

武蔵小杉の河川横の寂れたラブホ

もちろんまともなというか真剣な恋愛もしたことがあるが、性行為という点にフォーカスすれば「血も涙もない女」歴のほうが圧倒的に長い。

まともなサラリーマンになって社畜絶頂期の時は、肉体的に死の危険を感じてかなんなのか、それはそれで頭が沸くほど性欲がマックスになり、あぁ男ってこんな気持ちなのかもな〜などと妙に腑に落ちて、マッチングアプリで知り合ったジューシーなムキムキ年下男子と武蔵小杉の河川のほとりにある寂れたラブホで時間を見つけては情事に耽った。「賢者タイム」の静寂だけが仕事を忘れさせた。

「寂れたラブホ」が好きだ。夜景の見える高級ホテルなんぞ、何の意味もない。

若かりし頃は「どこそこの夜景が一望できるホテル」などに人並みに憧れて年上男性とよく行ったもんだが、行ったら行ったで飽きるもので、かつ1番厄介なのが「〜君こんなところ予約してくれたのぉ〜嬉しい〜すごい〜!」…的なテンプレ回答を感情を入れながら言わねばならぬことに非常に疲れたし萎えた。「寂れたラブホで雑に抱かれる。なお年下」みたいなシチュエーションだからこそ燃えるのだ。夜景も窓もいらねぇ。

武蔵小杉ラブホ時代は、もう全てがどうでもよくて快楽だけに溺れていた方が楽だったし未来が見えない日常に辟易してとにかく粗雑に扱われたかった。粗雑に扱われていると感じられれば感じられるほど安心した。

武蔵小杉の駅構内のセブンイレブンで酒とちょっとしたつまみを買って、いつものラブホに行くのが定番で、それが定番化していることにもエモーショナルを少々感じたりなどして。

女版勃起不全の成れの果て

働きすぎると勃起不全になりがちとよく聞くが、私もその類ではないかと思う(女版勃起不全ってなんて言うの?)。

出し入れすることは誰とやっても変わらない、その行為自体の儚さや単調さ、そして生物のなかで唯一人間だけが避妊をすることの滑稽さ、遊戯の割に結局出し入れするのは誰とヤっても同じ…考えるほどに虚無でいっぱいになり悟るほどに萎える。

若かりし頃にヤりすぎて頭若干おかしくなったかつ、仕事で働きすぎて性欲の山を越えたら深い谷に落ちたみたいなことだと思うのだが、いい年齢に差し掛かると「よっぽどのことがないと発情しない」という謎の現象が発生するようになった。

何を見ても何と遭遇してもシコれない。そんな私が最後に発情したのはもう8年以上前のことで、同じ苗字の人だった。

私はあまり多くない苗字の持ち主なのだが、全く同じレア苗字を持つ男性が会社にいたことがあった。あぁ…同じ苗字なんだ……と思うと遥か遠い先祖を思わずにいられず、予期せぬ近親相姦感が急に発情スイッチを入れた。

ゆえに仕事中はずっとやらしい目で見ていた(捕まれ)。もしや勃起不全が治ったのか…!?と当時動揺を隠せないほど、その人と話したり飲んだりすると毎回同じスイッチが入った。千載一遇のチャンスと思い、利害関係のなくなった退職後に無事に事を致した。

「先祖への背徳感」が、感じたことのないエロへ私を誘うというなんとも稀有な現象に襲われ、後にも先にもあれがエロのピークだろうと思う。「先祖への背徳感」は最強のおかずである。すまんな、こんな仕上がりですあなた達の子孫は。

ルーデウスとシルフィの純愛

ブログが汚れてきたので、くそおばさんっていうかくそおじさんの得体の知れないすれっ枯らしの異常な性癖及びセックス依存症体験記はこれぐらいにして本題に戻ろう。

無事に勃起不全が治ったルーデウスはシルフィと事を致すのだが、シルフィは処女なので朝起きたらシーツが赤く染まっていた。そして隣にシルフィはいない。赤いシーツを眺めながら物思いにふけるシルフィ。込み上げるシルフィへの清い気持ち。

なんかこう…いいなーーーーーーーー!!!!と思うわけですよおじさんというかおばさんは。淡いんじゃ。どうすりゃこんな淡かった時期に戻れるんや。ってかこんな淡い思いを抱いたことってあるんかワシ?ワシとか言ってる中年独女やぞこちとら。

さておき、ルーデウスはその後シルフィに求婚して結ばれる。(そんな清いことあるんか?) まぁアニメだしなってのはあるけれど、逆にアニメでこんな淡さを出せるって日本アニメすごくないか?などと。

思わずおばさんは過去のすれっ枯らしセックス体験を回想してしまったぜhahahaha.まぁちょっとこう私の汚い体験記も混ざって美しく表現しきれなかったのだが、ややや、逆にコントラストで美しく思えたか知らんけど、非常に良いものを見た気分になれるので、勃起不全の方や綺麗なセックスってなにそれ美味しいの?的な世界線のあなたはぜひ見るべきオススメアニメだ。