ストウブ(staub)を買って豊かさの入り口に足を踏み入れた話。虚無ボナーラの失敗談とef-1gを添えて。

適性検査ef-1gで死亡

ふぉっふぉっふぉっ。また前回から約一週間もたってしまったぜ。もう死だな、死。あっちゅうまで終わりじゃ。

 

さて、数日何に没頭していたかというと「ef-1g」だ。ご存知だろうか。「エフワンジー」と読むらしい。忌まわしき楽天等々を筆頭に、なんかちょっと固め or 狂い気味(をい)の企業が導入しているいわゆる適性検査だ。

 

適性検査といえば新卒はほぼ必須、中途は稀にあるという印象だが、最近中途でも多発してて驚く。人事の端くれだった分際としては、いったいあれの何で適性がはかれるのだ・・・?と絶句するレベルだ。適性検査は大抵「言語・非言語」の知能検査と性格検査からなる。コロナ禍に入ってからはリモートで行うところが多いだろう。(以前はテストセンターが主流だった。いまもあるそうだが。)なお、リモート実施の場合はカメラ監視が入る場合もあって「適性検査 監視」とかで検索すれば自分が受験するそれが監視対象か否かがわかるであろう。

 

さて。忌まわしきef-1gの対策については相当力をいれたので、自分のために近々別記事でまとめようとは思うのだが、ここでは別のことを書きたい。某企業Aで適性検査を受けさせられた。種別はef-1gだ。落ちた。某企業Bで適性検査を受けた。某企業Aのグループ企業は全てef-1gであるという情報を以前に掴んでいたので、てっきりそうだと思い込み、ef-1gの対策として力を入れに入れた。

 

しかしどうだ。指定のURLから開いて受験を開始したらなんだか様子が違うじゃないか(この時点での中断はできない。正確にはできるのだがせいぜい60分程度だ。)あふれ出る脇汗。WA。高鳴る鼓動。助けてくれ命の母。

 

そう、企業Bはef-1gではなくSPIだったのだ。詰んだ・・・。一気に血の気が引いた。そしてもちろん落ちた。(見送りMailはまだきてないが、じきにくる)

SPIで虚無

SPIをご存知だろうか。忌まわしきR社が作った適性検査で、言語・非言語・性格検査からなるものだ。ef-1gは非常に特殊なテストで、時間制限が厳しすぎることもあり、相当難しい試験だと一部では言われているとかで。(↓参考ブログ)

naru-toku.hatenablog.com

しかしSPIは高校までの授業でせいぜい網羅できる、メインは中学までの学習内容で構成されている。私はこれまでの転職活動人生でこのSPIを少なくとも20回は受験してきた。通過できたのはたった1回だ。大事だからもう一度いう。たった1回だ。

 

確率がだめなのだ。まったくもって確率の授業を放棄したのでだめなのだ。何度対策してもだめなのだ。

 

そして先日もSPIなのでもちろん確率問題が出る。赤白玉とトランプ、SPIとしてはごく一般的なものだ。これを対策なしで解けというのは全く持って無理な話だ。震える手で無回答のまま「次へ」をクリックする。「ほんまにえぇんか?」とSPIさんが聞いてこられる。「しょうがないだろ」と返す。これを6回はやっただろうか。そうだ。ヤってしまったのだ。

 

どうせ非言語で落ちているのに、一番最後の性格検査やる必要あるんかとはなはだ疑問を抱きながらやるせなく拷問のように性格検査を受ける。中年ニートやぞ。いまさら性格とかどうこうとか言ってる場合ではないのだ。もちろん、お決まりの通りそのポジションで求められる人格であろう内容で回答していく。あほくさ。。

 

終わって夜中。虚無。そう。私は虚無なのだ。そう思ってダイエットしていたのもつかの間、真夜中に腹が立ってカルボナーラを作った。洗い物なんぞするHPも残っていないのでもちろんワンパンカルボナーラだ。ありがとうリュウジさま。

 

しかし虚無状態なので焦がしてしまう。くそう!なにもかもがだめだな。

使い込んでだましだまし使ってたテフロンフライパンは中央のテフロンが剥げていて焦げやすい。だから写真の黒いのはペッパーじゃなくて全部こげだ。どうだ、気持ちが悪いだろ!HAHAHAHAHAHHAHA!

 

何もかもがだめだな・・・。そんな気持ちになりながら、虚無で夜中に失敗カルボを食べ、n回目のアニメ:ドクターストーンを観ながら「スイカってかわいいよな~」とか思う。こんなときは思考できたとしてせいぜいこの程度だ。

テロリスト,鍋を探す

くって歯磨きして虚無のまますぐ寝た。炭水化物ぶち込んですぐ寝るだなんて背徳感すごすぎて最高やろ。どうや!これが中年ニートの本気やぞ!!・・・・こうしてテロリストってできあがっていくのだろうな。。おぼろげにそんなことを考えながら、テロリストと自分の紙一重を思う秋。

 

そこから2日くらいは疲れ果てて虚無で就活は何もできなかった。そのかわりというかなんというか、夜中の失敗カルボでやけになって、もうなにもかもがダメだ!ということが確信へと変わり、まずは鍋から変えてやろうという気持ちになる。 

疲れ果てたとかいいながら、何かものを買う際のリサーチもなかなかつかれる。無駄な買い物はしたくない。結局使わないと全部ゴミになるのだと、最近ダンシャリをして感じた。めちゃくちゃ調べまくって、なんかだれかがストウブ:staubっていいよって言ってた気がするな~という人づての情報を信じて結局ストウブにする。

 

ところがどっこい。ストウブも何種類かあるようじゃないか。ピコ・ワナベ・ラココットデゴハン・・・・・・・わからんから!!!!頼む、もうこれ以上思考させないでくれ・・・・。半べそをかきながらギリギリの思考力で決めた。ラココットのS(直径10cm)と、ワナベのM(18cm)だ。このふたつを買うにつき24時間はリサーチと思考に費やした気がする。つ・・・・つかれるんじゃ・・・。

開封の儀

そして開封の儀。まずはラココットデゴハンSが到着。アマゾンのプライム感謝祭で購入。11000円ほど。さんざんストウブのネットストーキングをしてみたが、まぁストウブのサイズ感がわかるものが見つからないのなんのって。こんなことってあっていいんか。ということで載せておく。当社コップ比。体感としては結構小さい。想像力って自分の都合のいいようにできていると驚く。そしてコップが紅茶の茶葉で汚れてるとかはもうそっとしといてくれ頼む、、

 

とりあえずこれでご飯を炊いたのちに簡単な煮物をヤってみる。

わかってる。見た目汚いだろ。怖いだろ。どうだ。

 

感想としては普通の鍋で作るより短時間で味がしみこんでそれはすごい。しかしご飯も煮物も盛大に吹き零れてまたしても虚無。死に物狂いでリサーチしたところ、どうやら沸騰するまでは中火で、沸騰後に超弱火にして、泡が落ち着いたら初めてふたをしめるらしい。。。。教えといてくれよ、、、;;

つづいてワナベM。煮物に適した作りだそうだ。ピコとの違いはもうようわからん。どちらも安かったからグレーにしたが、結構いい感じだとは思いませんか。まるで私の心の中の色のようだ。ほれぼれ。

 

そして以前も↓この記事に書いたが、スタンディングデスクをかってからというもの、何をおいてもばえる。そしてでかいので何でもおける。つまり最高なのだ。

elisabane-g.hatenablog.

ストウブの良さとは

これは本日作った。わかる。見た目はいまいちだろ。怖いだろ。しかしうまいぞ。タラと白菜のクリーム煮的なやつ。自分で考えたからレシピはようわからん。ストウブでタラ焼いて、あ、その前にニンニクと玉ねぎいためて、ジャガイモと白菜ときのこぶち込んで、生クリームと牛乳と若干の水とバターと塩こしょう、アクセントにマスタード、これらをぶち込んで超弱火。もちろん前述の通り、沸騰してから弱火、泡落ち着いたら蓋。あ、仕上げにレモンいれたらもっとウマかったかも。

とびあがるほどうまいかといったら普通にうまい程度だが、時間のわりに相当うまい(どないやねん) 調理時間にして20分以内。この文面だとストウブの感動が伝わらないかもしれないが「短時間でここまでのものが出来上がる幸福」っていったらない。しかもとにかく鍋にぶち込んで、10-20分待ちゃできるんだという安心感と、料理へのハードルの低さが相当いい。ハードルが高いと到底続かない。続けないと人生は詰みあがらない(いいこと言う)料理は依然は頻繁にやっていたが、この7年くらいはパタリとやらなくなっていた。せいぜい、鍋に野菜と肉ツッコんでわれらがポン酢で食うくらいだ。

 

昔はパンをてごねで焼いたり、お菓子を焼いたりそういえばしていたな・・・と最近ニートになってから思い出した。そんなことも忘れるくらい、働きに働いていたのだなと絶句しつつ、何がどうなってこうなったのかを再確認にできて、決して自分が異常な状態ではないということがわかり安心したりなどもした。

 

そうして過去を思い出すとともに、クソフライパンの虚無からの鍋探し。実にいい鍋に出会えたと思う。以前のようなクオリティをやろうとすると、素材を吟味して、あれも買ってこれも買ってと考えるだけで心労が増すのだが、とにかく「どうでもいい見切り肉でもうまくなる!」というのがこのストウブの良さであって、ハードルが低く優しいのだ。

 

調味料も最低限でめちゃくちゃうまくなると聞いていたが、まさにそんな感じ。あとイモはめちゃくちゃいい感じに火が入る。過去に例がないので「こんな感じ」とは形容ができない。とにかくいい感じだ。

 

いままで使っていたボロボロの雪平鍋ならこうはいかなかっただろう。全体的に優秀に火が入る、素材のうまみが出る。これは合間のサっと飯だが、気合い入れた煮物とか気合い入れたミートソースとか作ったら相当うまいと思う。

 

・・・・といった具合に、とにかく虚無ボナーラの失敗の虚無は癒えた気がする。このあといい感じのフライパンも届く。くそフライパンの数々は明日の不燃ごみにぶちこんで全部捨ててやる。

最高のブログを発見

今回この労力を費やして実行した「鍋の戦い」を通して収穫だなと思ったのは、最高なブログを見つけたことだ。私は基本的にブログやコラムが大好物だ。匿名のハテブとか一生読んでいられるくらい好きだし、文字という意味で旧ツイッタランドも好きだった(Xとなったいま、文字数制限が解除されて大喜利感が減って、ツイッタラー達の貴重な文才が殺されているきがしてならない・・・まぁでもXもいうて好きだ)。

 

最近はどうもオモロイ読み物がないな・・・と落胆していた数年だったが、めちゃくちゃオモロイブログを見つけて大興奮。こ・・・これはいいぞ、、、、!読むだけで人生勝った気持ちになるというか豊かになる。

sweeteatime.hatenablog.com

そして自分もこのように豊かになりたいと思わせる文才がある。一生読める気がする。これを読み、以前はよくやっていたDIY熱に再度火がつき、とにかくこのイケてないくそ賃貸をいい感じにして、今いる場所を豊かにするぞ・・・!!とスイッチが入る音がした。ので、アマゾンで丸ノコやサンダーなんかの「今までDIYするにつき躊躇して買わなかったもの」を買い込み、それがじきに届く。

 

届いたらこっちのもんだ。今まで躊躇していたことをとにかく完成させてCPUをあけるぞ・・・・!中年ニートなめんなよ!!!!!!